葡萄酒の道具〜保存編③ スパークリングワイン
前回までは、スティルワイン(非発泡性)の保存道具を説明させていただきました。第三弾は、スパークリングワイン(発泡性)の道具です。
どちらもワインですので、「劣化=酸化」という点では同じなんですが、スパークリングワインはもう一つ、「ガスが抜ける」という問題があります。この二つは相反する問題で、スティルワインの道具は使えません。
酸化を防ぐために空気を抜くとガスも抜けることになります。
ガスを保つために空気を入れると酸化します。
そのためスティルワインよりも、寿命は短くなってしまいます。美味しいものはガスが抜けても美味しかったりしますが、それは別の機会に。
と、いうことでスパークリングワインは、短い寿命をより良く過ごすことしかできません・・・
そのため、ハーフボトルも多く販売されていますが、ちょっと割高なのでフルボトルを買ってしまいます。
今回は「フルボトルを二日間で飲む」ことを想定して、「いかにガスを保てるか?」に焦点を絞ります。
まずはこちら。
こちらはストッパーをして、ボタンを押すと空気を入れることができるのでガスが抜けずらくなります。レストランですと、空気を入れる頻度が多いので故障しやすくなりますが、ご家庭で使う分には問題ないと思います。圧力がかかっているので開けるときは、気をつけてください。ネットで¥900-ぐらいで販売しているようです。こちら以外にも価格は上がりますが強力なものもあります。
そして通常のストッパーで様々なデザイン。
お求めやすい価格で、¥500-前後で色々あります。たまに、おまけでついてるようなものでも十分使えると思います。稀にですがボトルの形と合わないものがあり、ストッパーがハマらなかったり、ガスが抜けたりすることがあります。ドンペリのノベルティのストッパーは、ドンペリのボトル以外使えませんでしたw
中村が使用しているのは、こちらです。
定番品ですが、定番が故に、頑丈でロックも外れにくく、どのボトルともあいます。バネも強く密閉性もあります。ネットで¥1,000弱ぐらいで販売しています。
どちらの商品も開ける時は、ガスが溜まっていたり、バネの力もあるのでお気をつけください。
ヴァキュヴァンとストッパーは、ワイン販売と並行して、取り扱うのもありかな?と思っております。シードルもボトルでご購入いただいてますし、ワインの量り売りもスタートしましたので、ボトルの栓としてヴァキュヴァンがあるとお渡ししやすいかと思います。
また、Instagramでご案内させていただきます。